看板を掲げるということ

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早いもので、六浦4丁目に引っ越してきて、間もなく2年になります。

大通りに面していることに加え、周りには銀行、花屋さん、ケーキ屋さんなど、地域の皆さんにも馴染みのあるお店が並んでいます。

そのためでしょうか。

「ここ、今度は何屋さんになったの?」

と、道行く方から尋ねられることもしばしば。

「居宅介護支援事業所です」

とお答えしても、たいていの方は「……?」という表情。

そこで、

「ケアマネジャーのいるところです。介護についての相談ができますよ」

と説明すると、「ああ、そういうところね」と、ようやく納得していただけます。

そんなやりとりを何度繰り返したことでしょう。

引っ越してきた当初は、引っ越し作業と通常業務に追われ、慌ただしく毎日が過ぎていきました。

ところが、少し落ち着いたと思ったのも束の間。

新しいケアマネジャーが2人加わり、事業所には新しい風が吹き始めました。

人数が増えれば、当然、活気も増します。

そして、活気が増えると……。

そうです。

意見も増えます。

そこで、いよいよ「ちゃんとした看板を作ろう!」ということになりました。

ところが、ここからが長かった。

シンプルな看板がいい。

いやいや、とにかく目立つ方がいい。

あまり主張しすぎず、家の表札くらいでいい。

いや、せっかく作るんだから、事業所だとわかった方がいい。

……なかなか決まりません。

実は、引っ越し前に使っていた看板があります。

ずしりとした金属製で、凛とした雰囲気の、なかなか立派な看板でした。

ただ、それを今の事業所に持ってきてみると、

「うーん……なんか違う」

看板が悪いわけではありません。

むしろ、とても良い看板です。

でも、今の金沢居宅支援センターのメンバーの雰囲気とは、少し違う。

そこで改めて考えることになりました。

「金沢居宅支援センターらしい看板って、どんなものだろう?」

「名は体を表す」と言います。

では、看板は何を表すのでしょう。

色は?

フォントは?

大きさは?

目立つ方がいい?

それとも、ちょっと控えめな方がいい?

考え始めると、きりがありません。

でも、よく考えてみれば、看板って不思議なものです。

初めて金沢居宅支援センターを訪れる方は、まず看板を目にします。

そして、そのあとに私たちに会います。

つまり、看板は私たちより先に「こんにちは」をしてくれる存在なのです。

そう考えると、やっぱり看板は大切です。

どんな看板を掲げるかによって、玄関を開ける前から、その場所の印象が少し決まってしまうのですから。

そんなこんなで、ようやく看板の発注にこぎつけました。

長かった……。

きっと近いうちに、ドアに新しい看板が掲げられることでしょう。

さて、いったいどんな看板になったのか。

そして、その看板の向こう側にいる私たちは、果たして看板のイメージにちゃんと合っているのか。

ぜひ、実物を見に来てください。

看板を見て、「なるほど、ここが金沢居宅支援センターか」と思っていただけたら嬉しいです。

そして、もしそのあとに、

「ここって、何屋さんですか?」

と聞かれたら……。

今度は胸を張って、

「ケアマネジャーのいるところです。介護の相談ができますよ」

とお答えしたいと思います。