今回は、金沢居宅支援センターの職員を、少し違った目線からご紹介します。
彼女は主任ケアマネジャー。
ケアマネジャー歴は20年を超える、まさにベテランです。
利用者様のお宅へ訪問すると、じっくりとお話を伺い、その場で記録まで済ませてから戻ってきます。
……ということは、当然ながら、一度訪問に出るとなかなか帰ってきません。
事務所にいる私は聞きたいことがたくさんあるのでいつも「まだかなー?」と思いながら待っています。
私は事務員なので、利用者様のお宅でどんなお話をしているのか、実際の支援の場面を見ることはありません。
それでも、彼女が事務所に戻ってきたときの表情や様子を見ていると、「今日は大変だったのかな」「今日は少し穏やかな時間だったのかな」と、なんとなく想像がつくことがあります。
もちろん守秘義務がありますから、お互いに詳しく聞くことも、話すこともありません。
きっと、その一日の中には、大変なこともあれば、ほっとすることや、思わず笑ってしまうような出来事もあるのでしょう。
そんな姿を見ていると、ケアマネジャーという仕事は、利用者様とお話をすることだけではなく、本当にたくさんの仕事を抱えているのだと感じます。
ケアマネジャーの仕事は、事務員から見ても、とにかく事務仕事が多い!
たった一つサービスが増えただけでも、ケアプランの変更から関係各所への連絡、書類の作成など、やることは一気に増えます。
そして、それが一人分ではありません。
担当する利用者様の人数分、それぞれの状況に合わせて同時進行していくのです。
それを何十年も続けているのですから、事務員の私からすると、それだけでも「すごい……」の一言です。
そんな仕事を淡々とこなす彼女ですが、実は社内ではもう一つの顔があります。
かなりの食通です。
美味しいお店をよく知っているのはもちろん、食に対しても決して手を抜きません。
そのこだわりのおかげで、社内には電子レンジだけでなく、なんとトースターまであります。
もちろん、彼女の寄付です。
パンや揚げ物は、電子レンジでサッと温めて終わり……ではありません。
トースターでじっくり、カラッとするまで温める。
「時間がないからこれでいいか」ではなく、時間がなくても、できる限り美味しく食べる。
その姿勢は、もはや食事に対するプロ意識すら感じます。
忙しい仕事の合間にも食に妥協しない姿は、なんだかドラマに出てくる「仕事のできる人」のようです。
そして、食後のフルーツも欠かしません。
今の季節なら、やっぱりブドウ。
毎年、いったい何種類食べているのだろうと思うほど、いろいろな種類のブドウを楽しんでいます。
しかも、太っ腹な彼女は、いつも職員にもおすそ分けしてくれます。
おかげさまで私も少しずつブドウに詳しくなってきました。
このままいけば、いつか「今年は○種類食べました!」と報告できる日が来るかもしれません。
そして、ブドウの季節が終われば、次にやってくるのは……きっと柑橘類。
密かに楽しみにしている事務員が、ここに一人おります。
利用者様のお話にはじっくり耳を傾け、仕事には丁寧に向き合い、そして食にも一切の妥協をしない。
そんな彼女を事務所から見ていると、20年以上ケアマネジャーを続けてこられた理由が、少し分かるような気がします。
仕事にも、食にも、目の前のことに丁寧に向き合う。
今回は、そんな彼女のことを、事務員の目線から少しだけご紹介しました。
さて、次はどんな美味しいものが事務所にやってくるのでしょうか。
……ケアマネジャーとしての活躍と同じくらい、そちらも楽しみにしている今日この頃です。